目的(本質)を見失わない

企業であれば、企業理念。組織や団体であれば、憲章や理念があるはず。

目の前の活動に注力していると、物事の目的を見失いそうになることがあります。

周りを見渡してみると売上や会員数、組織拡大に注力してしまい、目標達成後に振り返ってたら目的とはかけ離れた場所にいることが少なからずあります。

例えば企業でいえば売上高。売上高を目標にすることは、わかり易くて間違ってはいない。今でも「前年比10%増」など売上高を目標としている企業は多い。

仮に前年売上5億円の企業が、今期5.5億円を達成したとする。社長も役員も従業員も目標達成に喜ぶ。

しかし、決算を見てみると、売上目標を達成するために、赤字の仕事や、薄利の仕事を引き受けてきたために、経常利益下がり、最悪の場合赤字を計上するケースが見受けられます。

その弊害は現場にも表れます。売上が上がり、現場の業務量は増えるしかし、利益が出ないので従業員のボーナスカットや昇給も無し。これでは仕事を頑張るにつれ、現場に「?」が浮かび始めるので組織の団結力は弱くなっていきます。

本当に成し遂げたい事、物事の本質は何なのか。目指し続けるビジョンや目的は何なのか

企業経営も会員組織も大切なものを見失ってはいけない。